子供を怒鳴る~親の心理と子供への影響

問1…子供を怒鳴りつけてしまうのはなぜなのか?
問2…子供へどんな影響があるのか?

子供に携わる仕事をしていることもあって、親の子供への接し方に対する思いがあるので、ここでお伝えしてみたいなと思います。

参考になれば幸いです。

「おかしなことばかり言うので、ついかっとなって…」
「どうやっても言うこと聞かなくて…」

こんな親は、世の中たくさんいます。親も人間ですから。

ではまずそれについて、つまり問1に対して考えてみます。このときの親の心理はどのようなものでしょうか。

自制心がなくて、感情的になっていると思いませんか。そのために、自分の子供であっても、その瞬間は相手のことを考えはいないと思いませんか。

どうでしょうか。100%そうとは言い切れませんが、高確率で正しいはずです。子供のことですから、しつけやマナーを教えるために叱らなければならないときがあるのも事実です。でも、そのときも怒鳴る必要があるかと言うと、その必要はないことがほとんどです。

こうなると、そもそも論として、「なぜ親は子供を叱るのか」という話になってきたりするのですが、話が広範になるのでここでは絞ります。

「怒る」ことと「叱る」ことは違うことは間違いありません。これは、ほぼ100%近くの人が同意できる事実です。ということは、実はほとんどの人にとって、もう答えが出ていることです。

そう、「叱る」のは相手のためであり、「怒る」のは相手のためではなくて、多くの場合、自分のためにやっていることと言えます。

考えてみてください。

町中のどこかで、親が子供に怒鳴っている光景を見かけることがありますね。

第三者としてその光景を目の当たりにしたとき、あなたはどういう感情を持つでしょうか。普段同じことをしている親は、その親に同情する人もいることでしょう。でも、普通の感情として「子供がかわいそう」と思うはずです。

私は、そういう光景を見るたびに、親がダメだっていつも感じます。それが正常な感情だと思います。

間違えないでください。「叱る」のではなく、「怒鳴る」行為ですからね。

結論は、怒鳴ることは親が未熟なんですね。

怒鳴る心理は、かなりのケースがあリますが、子供を責めている気持ちが必ず入っています。なので、怒鳴るということは、特別な事情や状況でない限り、親がやっては行けない行為だと思います。

では、問2に対して考えてみます。

「抑うつ症状になったり攻撃的な行動に走る危険性がある」
「体罰を加えたときと同じ影響が生じる可能性がある」

怒鳴られた子供には、このような研究結果が出ているそうです。

子供に対する影響は、他に、

「自分に能力や価値がなくて無駄な存在だと思わせる」
「どうすればいいのかわからなくなり、思考停止状態になる」
「自分に対する当てつけと考えて自制心を失う」

というような結果があります。

そして、子供の後の人生に影響が出ます。それは、「後ろ向きの問題解決方法に固執する傾向」になるそうです。

何か良い面を書きたいところですが実際のところ……ないんですね。つまり、何ら良いことはないってこと。

「わかっちゃいるんだけど…」
いえいえ、それで片付けるのは親側の甘えと未熟さです。

子供は未来の宝です。大人は本当に、肝に銘じなければいけないですね。

この記事はたいそう偉そうに書きましたが、身近で感じていることなので綴ってみました。

どこか扱いづらい子供って、親も扱いづらくて気を遣わなければならないんですよ。「この親にしてこの子あり」ってことです。良くも悪くも、子供は目の前の親を見て育ちますからね。